法改正により、消費者金融(アコムやプロミスなど)では夫の同意が無ければ専業主婦が借り入れをすることができなくなりました。
事務処理が煩雑になるため、大半の消費者金融が専業主婦への融資業務から撤退しました。会社としては大きなダメージですが、恐らく現場の在籍確認担当者は正直
ホッとしたのではないかと思います。なぜなら専業主婦の審査の際、夫の勤務先へ在籍確認をしなければならなかったからです。私は消費者金融に勤務していたことが
ありますが、この夫の会社への在籍確認が最も嫌いな仕事のひとつでした。通常の在籍確認であれば、もし本人が電話口に出ても「在籍確認です。お仕事中に失礼しました」
と申し上げれば済むのですが、夫の場合はそうはいきません。ほとんどの専業主婦は夫に内緒で申し込んでいるのですから・・・。なんとか夫が電話に出てしまうのを
避けようと、申込人に夫が外出していそうな時間帯などを聴いてみるのですが、当然のことながら知らない場合がほとんどです。そうなると在籍確認担当者ができることは
ただひとつ。天に祈るのみ。若干汗ばんだ手で電話番号をプッシュします。「株式会社××です」と電話に出た人の声が夫の年代相応の男性であると、心拍数が一気に上昇。
「○○(夫の名前)様いらっしゃいますか?」と平静を装って訪ね、「私ですが」と言われてしまったらもうまな板の上の鯉。一番あってほしくなかったパターンです。
在籍確認とは口が裂けても言えないので、生命保険のご案内です、などの苦しい言い訳をして一刻も早く電話を切ってくれるのを待ちます。結構です、と言って電話を
切られることが100%ですが、わずか数十秒のこのやりとりが、本当に冷や汗ものでした。
銀行系キャッシングローンでは現在も専業主婦への融資を行っています。ある銀行へ問い合わせをしたところ、自宅の在籍確認のみで夫の会社への在籍確認は
行っていないとのことです。私が勤務していた会社もこのシステムであればどれだけ楽だったことでしょう・・・。