取り立てのマナー

「金だせオラァ!」とドアをけり倒す、電話口で怒鳴り散らす、取り立てにはこのようなイメージがつきものです。確かにサラ金地獄と言われた時代には、 暴力的な取り立てが横行しており、耐え切れずに自殺や一家心中をするケースも少なからず発生して社会問題にもなりました。これらの反省を踏まえ、 現在では取り立て行為に様々な制限がかけられています。具体的には、以下のような行為が禁止されています。

・ 暴力的な態度をとること
・ 乱暴な言動や大声を上げること
・ 大人数(3名以上)で押しかけること
・ 正当な理由無く、21時から8時の間に訪問すること
・ 継続、反復して電話や訪問をすること
・ 張り紙や落書きなど、周囲に借り入れの事実が分かる行為をすること
・ 正当な理由なく勤務先へ訪問すること
・ 他社からの借り入れによる支払いを要求すること
・ 第三者に請求すること
・ 第三者が拒否したにもかかわらず、居場所や連絡先を知らせるなどの回収行為への協力を要求すること
・ 冠婚葬祭や年末年始など、不適切な時期に回収行為を行うこと
・ 債務者が弁護士などへの委任、裁判所による手続きを行いその旨が債権者(キャッシングを提供している会社)に通知されたにも関わらず、 継続して回収行為を行うこと

違反した会社は貸金業登録取り消しや営業停止処分になる可能性もありますので、もしこのような回収行為を受けた場合には日本貸金業協会などに苦情を申し立てることが できます。
2006年に大手消費者金融会社が全国一斉に業務停止処分となったことがありました。連日テレビで流された脅迫まがいの電話を録音したテープ (「金融監督でも野球監督でも連れて来い!」など)をご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。
ただしこれは、この会社のものではないという判決が後日出て います。
つまり捏造だったわけですが、これを報じたマスコミはほとんどありませんでした。
このテープのせいで、サラ金地獄の時代からなにも変わって いない、お金を借りることは怖いと思ってしまった方が多いとしたら、とても残念なことです。




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