自動契約機に保険証を持参してお客様が来店されました。新規申込とおっしゃるも、顧客名で検索をすると既に口座があり、正常にお取引をされていました。 取引中の方が増額希望で来店することは珍しくなかったので、「増額ご希望ですか?」と確認し、「はい」とおっしゃるので変更事項があるかどうかなどの確認を始めました しかし・・・、何かおかしい、話が噛み合わない・・・。保険証と申込書に書かれた会社の所在地は川崎市内なのに、自宅住所はなぜか群馬県内と申告。口座に登録されている 自宅住所は横浜市内。「引っ越されたのでしょうか?」「群馬県から川崎市へ通勤されているのですか?」と質問しても、「今日はたまたまこっちに来てて・・・」 と言葉を濁す。 しかも、口座に登録されている横浜市内の自宅には設置電話があるのに、今は携帯電話しか持っていないと申告。そして携帯電話番号は相違。怪しい、怪しすぎる・・・。 先輩社員に相談し、会社に在籍確認をするように指示されたので電話をかけてみました。すると、「今日はお休みです」との回答。きっと本人が出るだろうと思っていたの に意表を突かれました。もしかして本物?再度先輩社員に相談すると、口座に登録されている携帯電話にささっと電話をかけ始めました。さすがベテラン。すると・・・ 出ました、本人が。「あっ、お世話になります。○○(会社名)です。実は××様の保険証を持った方が来店しておりまして・・・・、えっ!?車上荒らし!?」。 全てが繋がりました。車上荒らしで手に入れた保険証で本人になりすまして契約しようとしたら、保険証の持ち主がすでにお客様だったのです。「とっ捕まえて下さい」 というお客様のリクエストに応え、警察に通報し、その間に審査をしているフリをしてなんとか時間を稼ぎました。そして10数分後、ドアの向こうにうっすらと見える 警察官の影。狭い自動契約機内の詐欺犯は逃げ場も無く絶体絶命。あっさり連行されました。キャッシング会社側もあの手この手で詐欺を防ごうとしており、ノウハウも 持っています。悪いことはバレますので、絶対に真似をしないでくださいね。