モニター越しの珍客

自動契約機にはモニターがついており、不審者のチェックなどを常にしています。基本的に何も起きませんが、まれに珍客が来ることも・・・。

2002年の夏、先輩社員がいきなり悲鳴を上げました。「(自動契約機内で)ヨッパライが寝てる~!警備員呼んで!」。モニターを覗き込むと、確かに埼玉県某所の自動契約機内で、中央に置いてある椅子を避けるように「く」の字になって男の人が寝ていました。警備員が到着してみると、なんとヨッパライではなくサッカーの外国人サポーターでした。埼玉県内のスタジアムで行われた日韓共催ワールドカップの試合を見に行く途中だったそうです。恐らく彼の故郷には自動契約機など存在せず、街中に涼しいスポットがあったから休憩しようと思ったのでしょう。

自動契約機内に人が入るとセンサーが反応する仕組みになっています。反応があるとすぐにモニターをチェックし、お客様の様子を確認します。ある日、センサーが反応したので画面をタッチすると、たまたま上からのアングルに切り替わりました。お客様が普通に座っているのですが、申込用紙記入台の上に何か黄色い物が見えました。お客様の動きも若干不自然で、少なくとも申込用紙を記入している動作には見えませんでした。よーく見てみると、自動契約機内に冷やし中華を持ち込み、お食事タイムを楽しんでいました。本来はすぐに出て行ってもらうのですが、とても暑い日でしたし(自動契約機内は空調が効いています)、冷やし中華がとてもおいしそうだったので追い出すのも忍びなく、見て見ぬふりをしました。しばらくして再度モニターをチェックすると、すでにいなくなっていました。

自動契約機以外にも、珍客は訪れます。

「ATMコーナーに人糞があって踏んでしまった」とお客様からクレームがありました。まさかと思い防犯カメラを確認すると、スカートとコートを着た女の人がATMコーナーに入り、立ったまま用を足し始める姿が映っていました・・・。




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